フリーランスを考えるなら知らないと損する!法改正案をピックアップ
約束で泣き寝入り多発…フリーランスへの業務発注、契約書の作成義務付け事業者拡大
毎週1回、スタッフブログで「はたらく」を「ひろげる」につながるニュースや時事問題を紹介していきたいと思います。
今回は、フリーランスで働く人の法的保護を強化するため、政府が、業務発注時に契約書面の作成を義務付ける事業者の対象を拡大する方針を固めたとのニュースを見つけましたので取り上げたいと思います。
今まで下請法では、資本金1000万円超の事業者がフリーランサーに業務を発注する場合、取引代金の額や支払期日を記載した書面の交付を義務付けていました。
しかし、
今回の見直しは、その対象を資本金1000万円以下の中小の企業にも義務付けようというものなんです。
現在あるトラブルのうち約4割は、口頭のやり取りだけで書面やメールを取り交わしていなかったり、取り交わしていても十分な記載がなかったりで、最終的にフリーランス側が泣き寝入りするケースが多かったそうです。
そういったこともあり、子育てをする女性がフリーランスを選択するのは、不安定でためらわれることが多かったかもしれませんが、今後、国はフリーランスをちゃんと職業として育成しようと法整備をしていく方針です。
現在は、「正社員は安定しているけど、それ以外、例えばパートやフリーランスは不安定」と感じている人が多いかもしれませんが、
今回の動きからは、そういった会社に属さず、個人として働くスタイルも、ひとつの職業として育成させようという政府の意思を感じますよね。
記事によると
フリーランスとして働く人はプログラマーや通訳、ライターなど様々な職種に広がり、全国で462万人に上ると推計されるそうです。
今年9月には労災保険の対象なるフリーランスの職種が、ITエンジニアなどにも増える予定です。
子育てをしている女性の中には、働く時間が自由に選べ、自身のスキルを活かせる仕事という理由からフリーランスを考えている方もいると思います。
マナレアで取材をさせていただいた女性たちにも、フリーランスでスキルを活かして仕事をしながら、家庭や子育てと両立をしている素敵なママがたくさんいました。
フリーランスという働き方が普通に選択肢に上がる社会だと働き方に多様性があっていいなぁと思うので、この見直しは実現してほしいですね!
社会の中で、フリーランスが契約社員や派遣社員と同様、ひとつの働き方のキャリアとして認められる職種になると、
例えば子育ての間はフリーランスで経験を積み、その専門性を活かして会社員として復帰するというようなキヤリアパスも可能になるかもしれません。
また副業を認める会社も増えてきていますから、パートとして働きながら、一方でフリーランスとしても収入を得るというパラレルワークの働き方もできるようになるかもしれませんね。
そんな風にしてライフステージの変化に応じて働き方の選択肢が増えると、”はたらくがひろがり”、 子育てしながら働きやすい世の中になるといいなぁと感じたニュースでした。
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