どうして女性ばっかり「仕事」か「プライベート」か、てんびんにかけなきゃいけないんだろう。

Iさん 

国内アパレルブランド販売員を3年で退職

再就職に苦労し、一念発起。行政書士の資格取得に挑戦

子ども(9歳、3歳) 

―販売員としてのこれまでの経歴を教えてください 


プレスに憧れてアパレル会社から内定をもらって、大学卒業の半年前からアルバイトとして店舗で販売員になったのがはじまりです。 


販売員として、お客様の生活に少し入り込むような、一対一でのお仕事に楽しさを感じていました。「あなたがいるから」とお客様がお店に来て下さるのも嬉しかったですね。 


店内のレイアウトや、アクセサリーのディスプレイや、メインブランドの在庫管理も1年目からやらせてもらえました。 


お客様と接する中でニーズを捉え、お店作りをしていくことで、この店舗ならではの強みが出来ていくことに喜びがありました。アクセサリーがヒットして、売上150%を達成したこともあります! 


ずっと憧れていた大好きなファッションのお仕事でしたし、販売の仕事も、お店作りもやりがいを感じていましたが、入社3年目の頃に妊娠をし、妊娠6か月の頃に退職しました。



―退職の理由は何ですか? 


土日は基本的にお仕事のことが多いので、夫と休みが合わなかったり、夜遅い日は帰宅が23時、24時になる感じだったので、家族との時間が取りにくいなという思いがありました。 


それに私が販売員をしていた頃は、入社2~3年目の人が取るという前例はなくって、「妊娠したら販売は続けられない」って思っていましたね。 


私だけでなく結婚とか妊娠を機に退職する人が多かったです。


当時は、本当にそれが当たり前。

もし出産して販売員に戻っても、子どもがいない時と同じ働きができないから、昇進はもう諦めなければならなかったんです。 


―その時、どのような気持ちになりましたか?


妊娠・出産によってキャリアを諦めなければならないことにモヤモヤしました。 


自分で選択したことなので、後悔はしていないんですけど、どうして女性ばっかり「仕事」か「プライベート」か、てんびんにかけなきゃいけないんだろうって思いがありました。 


高校でも、大学でも、「男女平等」って学んで来たのに、社会に出たらそんなことなくて、自分が男性だったらこういう状況にならなかったのにって思ってしまうこともありました。

男と女でなんでこんなにも違うんだろう…って悔しかったですね。 



―退職後、どのようにされていましたか?

 

出産して1年くらい専業主婦として子育てに専念していました。 


1年して周りをみたら同じ世代の友人たちは、キャリアを積み重ねていました。


SNSを見ると、みんな「自分のための人生を生きてるな」って。

じゃあ「私の人生はどこにある?」って感じました…。 


今は子育てをしているけど、子どもの人生は、私の人生ではなく、その子のもの。

「このままじゃいけない」って思って、再就職することを決意しました。



―再就職するためにどのように就職活動をしましたか? 


まずは、マザーズハローワークに行って、求人を検索してみました。

子育ての時間を考えると、夕方には終わって、土日はお休みの仕事がいいと思ったので、販売職はもうできない。 


でも、販売の仕事しかしたことがない私に、どんな仕事ができるかも、世の中にどんな仕事があるのかもわからなかったんですよね。


自分の今までの「キャリア」と「働ける時間」を入力したら、「アパレル会社の事務の募集」、その1件しかヒットしなかったんです。

 

事務なんてやったことないけど、経験がないのにやってもいいのかな……、という不安もあったんですが、もうその1件に応募するしかありませんでした。 


書類は通って、面接をしてもらったんですが、結果は不採用。

「私には何もない」って打ちのめされました。でも働くことを諦めたくなかったんです。



―「働くことを諦めたくない」という思いから、どんなことをされましたか? 


このままみんなと同じことをしていたら、ここから抜け出せないだろうと思って、

「ちょっと難しそうで、みんながやらなさそう」「自宅で開業できる」という理由で、「行政書士」の資格に挑戦してみることにしました。 


1年間通信教育で勉強して、試験に挑戦しましたが不合格。

諦めたくなかったので、夫に子どもを任せて、週末スクールの自習室に通い勉強し、翌年に無事合格することができました。 


でも資格を取ったからって収入が得られるわけじゃなし、このまま開業しちゃったら経営のノウハウも何もわからないから潰れちゃう…と気づき、資格を活かしてし再び就職活動に挑戦しました。 


その結果、行政書士の事務所でパートとして働けることになって、その後、正社員として働かせてもらえることになりました。


そこで第2子を妊娠し、産休育休も取りすぐに職場復帰もしましたが、子どもの発熱でお休みすることが多く、会社に迷惑をかけてしまうのが申し訳なくて、自分を責めるしかありませんでした。


そのことがきっかけになり、仕事と子育てを両立するために独立開業することにしました。 



―将来について、理想の「はたらく」スタイルはありますか? 


仕事と子育ての時間のメリハリがつけることができている状態ですね。そして、私自身が「自分の人生を生きる」ことです。


今は独立開業して、自分のペースで仕事と子育てが両立できるようになりました。 


もともとファッションが好きなので、今は行政書士のお仕事に加えてファッション講座のお仕事もしています。


10年前に専業主婦だった頃は、夢のまた夢だと思っていた働き方が実現し、今はやりがいと幸せを噛みしめています。



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子どもを育てることは、人それぞれ、あまりにも状況が異なるのに、働く選択肢が多様でないために、女性だけが、生活の変化に合わせて、それまでの仕事を見直すことと向き合わなければならないのが現状ではないでしょうか?



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