両立を考えたら、自分の「好き」だけでは仕事を決められないなって思います。

Aさん

国内ランジェリーブランド販売員

第1子妊娠中に退職

子ども(2歳、0歳2か月)

―販売員としてのこれまでの経歴を教えてください


大学卒業後は百貨店で子ども服の販売をしていましたが、次第に好きなブランドで働きたいという気持ちになり転職しました。


2014年から国内ランジェリーショップの契約社員として入社して、そこで販売員をしていました。


ブランドで取り扱う下着は、シンプルなデザインなんですが、細部のレースが繊細で、身につけることで気分が上がるんです。


そんな大好きな商品に囲まれてお仕事ができること、また、お客様とお話する中で、求めるものをご提案できた時とても喜んでくださって、そんな姿を見ることが出来ることを嬉しく思っていました。


2017年からは副店長になり、店長と協力してお店をより良くしていく為に話し合い、 日々試行錯誤していくことに奮闘していました。


店長をサポートしながら、スタッフを取りまとめる副店長の仕事にやりがいがありましたね。

副店長として1年ほど働いている時に、第1子を妊娠をしました。



 ―お仕事と子育てが両立しやすい環境でしたか?


妊娠を機に副店長を辞して時短勤務を希望しましたが、私が勤めていた店舗ではそれは採用していないと言われてしまいました。


他店舗に1名だけ育児中の時短勤務の販売スタッフがいましたが、全社で「時短勤務が1名だけ」ということは、会社としてはあまり歓迎される勤務形態ではないのかなと感じましたね。


辞めざるを得ないと思い、残念な気持ちでいた時、「時短勤務には出来ないけど、勤務日数を減らすのはどうか」と店長から提案があって、アルバイト契約に切り替えて、月10日間フルタイムで勤務することになりました。


このタイミングで夫の扶養内に入ったので、グンと出勤日数が減ってしまい周りには申し訳なかったですが、店長に「(辞めないで)いてくれるだけで安心する」と言っていただき、休むことの罪悪感も減りました。


働き続けながら身体もいたわり、勤務を継続出来たのは嬉しかったですね。

ただ、妊娠後期に入る繁忙期直前(年末)までフルタイムで働く予定でしたが、耳に不調が出てしまい、働きづらくなって退職しました。  



―出産後はどんな働き方の選択をしたいと思っていましたか?


子どもが園に入ると体調不良で急遽病院に連れていかなければいけないなど、急にシフト変更をお願いすることがあると思うんです。


でも、私が勤めていた店舗を含め、他店舗でも人員不足は慢性化していたので、それは迷惑になるなと思い、もともと出産前に退職する予定でした。


仕事と子育ての両立というと、私の中では15時くらいまで働いて、夕方に子どもを保育園にお迎えに行き、その後、家で子どもと遊んだり、子どもと向き合う時間もつくったりという感じで…。


出産後は育児との両立をしたいので、どこで勤めるにしても時短勤務(パート)が希望なので、時短勤務が歓迎されない今の職場では仕事を続けられないと思っていました。  



―将来について、理想の「はたらく」スタイルはありますか?


下の子が3歳になるまでは、専業主婦でいたいです。


入園したら自宅近くでパートを15時くらいまでして、土日には仕事は入れず、

なるべく父親、母親で楽しく子育て出来たらと思います。


具体的な職種はまだ考えていませんが、子どもに関する急なシフト変更に対応してくれて、休みやすい等、子どもに理解のある職種・職場で働きたいと思っています。

前職のように自分の「好き」だけでは決められないですね。 


manalea (マナレア) ‐子育てママのキャリアサポートメディア‐

ミレニアル世代の子育てママが悩む仕事と育児の両立不安。離職、退職、転職、復職。manalea (マナレア) は、子育てママの「はたらく」を「ひろげる」キャリアサポートメディア

manalea(マナレア) 子育てママの「はたらく」を「ひろげる」キャリアサポートメディア

manalea (マナレア) はミレニアル世代の子育てママにフォーカスして「はたらく」を「ひろげる」キャリアサポートメディア。 「こだわり」「こうけん」「つながり」を大切に、新しい働く未来図をご紹介。

子どもを育てることは、人それぞれ、あまりにも状況が異なるのに、働く選択肢が多様でないために、女性だけが、生活の変化に合わせて、それまでの仕事を見直すことと向き合わなければならないのが現状ではないでしょうか?



正規か非正規か 正社員か契約社員かパートか その選択肢しかないという思い込みが「はたらく」

0コメント

  • 1000 / 1000