一緒にがんばろう!と言ってくれる仲間がいるから、わたしらしく毎日頑張れる! 愛に溢れる「&KIDSつなぐほいくえん」


企業主導型保育園である「&KIDSつなぐほいくえん」

企業主導型保育事業は、2016年度より開始した、企業が保育所を設置し運営を行うことを内閣府が助成する制度です。

「地域とのつながり」「時代に合った子どもや保護者へのサポート」に寄り添い、独自の園運営をされている「&KIDSつなぐほいくえん」の竹林園長に取材させていただきました。



&KIDSつなぐほいくえん

園長 竹林 澄子(たけばやし すみこ)さん


運営会社 

インフィニック株式会社 保育事業本部 執行役員 尾崎 成達(おざき しげさと)さん




保育士としてのキャリアの始まり、そして子育て経験でさらにスキルアップ


竹林さんが、保育の道に進まれたきっかけは、家族(お父様の実姉)に障がいを持った方がおり、産まれた時から一緒に過ごして育ったという家庭環境がありました。


「私にとって、父の姉は、産まれた時から一緒にいたので、障がいに対して何も違和感なく過ごしてきました。確かにサポートは必要でしたが、ごく自然なことでした。」


竹林さんは福祉の専門学校に進み、そこでの実習がきっかけで保育士に強く関心も持ちました。


「実習先の園長や主任の先生のお人柄に惹かれました。

園児一人一人の特徴をしっかりと汲み取って、一人一人に違う対応をしていることを目の当たりにして、なんて奥深い仕事なんだ!!と衝撃を受けました。」



そこから、竹林さんの保育士としてのキャリアが始まっていきます。



保育士として、園児と信頼関係を築くことがとても大事だと話す竹林さん。


「子どもってあんなに小さいのにすごいんですよ!

ママから離れたら、頼れる人がいなくなってしまうから、あんなに小さい身体で全力で保育士に何かを訴えてくるんです。

 ママがお仕事に行ってしまったら、私しかママの代わりはいないですよね。

私しか分かってあげられる人がいないと思うと、子どもとしっかりと信頼関係を作ることが大事。

子どもとの信頼関係が全てのベースです。





竹林さんは、保育士である一方、3人の子どものママでもあります。


3人の子育て経験は保育にも活かされていると言います。


「私たちも園児さんに対して、最初は何で泣いてるのかな?何が困ってるのかな?と分からないことはいっぱいありますが、自分の子どもを3人育てて、一人一人色々な子どもの特徴を受けとめる余裕ができてきたと思います。

そして徐々に、園児さんと心が通じてくるんです。」




3人の子育てと保育士の両立、そして園長職への挑戦


3人の子育てと保育士としてのキャリアを両立することに大変なことはなかったのでしょうか。


「子どもが小さかった時は、熱で週1は呼び出されてました。両親は近くにいなかったので、毎度謝りながら早退していました。


でも、先輩保育士さんから、「今は周りに甘えなさい。子どもが大きくなったら今度はあなたが小さい子どもをもったママを支えればいいのよ。そうやって巡っていくものだから」と言われて、気持ちが楽になれました。


保育士という仕事はやはり大好きな仕事ですし、時代も変化すれば、子どもの変化、保護者の変化もあります。

その時代の変化に対応できる保育士でありたいと思って、パートタイムを選択し、子育てと仕事の両立を続けてこれたと思います。」


そして、2017年11月&KIDSつなぐほいくえんの新園オープンと共に、保育士として今の園に転職されます。


「最初は、やはり子育てとの両立のため、パートタイム保育士として転職しました。

ただ、いつかは以前のようにフルタイムで働こうと考えていた時に、前任の園長が退職され、私に園長の話をいただきました。」


最初は、子育てとの両立や、パートタイム勤務だったので丁重にお断りをされたとのことでしたが、

「一緒に働いている仲間たちに背中を押されて決心しました!(笑)

やると決めたらやる!子育ても少し落ち着いてきた今だからこそ、今度は私が今まで先輩保育士の方が助けてくれてたことを、仲間たちにやればいいんだ!と思うようになりました。」




愛が溢れる保育園。そこには関わる全ての人との信頼関係がベース


最初の2年程は責任で夜眠れなかったとのことです。


「新園ということもあり、生みの苦しさです。

園運営の土台が出来上がるまでは、残業が続くこともありました。

でも、園長はどんな事があっても前を見て進む!と思っているので使命感でいっぱいでした。」


そのような、土台作りの日々が続く中でも、励まされていたのは、一緒に働く仲間、運営会社の経営陣、そして園児の笑顔と、笑顔の保育士だったとのことです。


最初は、経営陣と現場との差がありました。

でも、代表の浅田、人事の山﨑、保育事業責任者の尾崎、経営陣全員が現場で一緒に土台作りに協力してくれたんです。

お互い言いたいことはいっぱいあったと思いますが、折り合いをつけ合いながら、土台を作ってきた3年であったと思います。

 石の上にも3年とはまさにこのこと(笑)」


そんな話を横で、尾崎様が微笑ましく聞いていらっしゃいました。




一緒に働く仲間、上司、園児さん、保護者の方、本音で何でも話し合える信頼関係を垣間見ることができました。



最後に、子育てとお仕事の両立を頑張っているママ、そしてこれから両立を目指されているママへ一言お願いします。


「お子さんのどの成長過程においても、働くお母さんって大変なんです。

毎日自分を誉めてあげてください!今日もよくやりきった私!と(笑)。

怒っても1日、笑っても1日、同じ1日を過ごすのなら笑って過ごしたいですよね。

疲れた日は思いっきり手をぬいて。可愛い我が子と笑って過ごしてください!


保育は本当に幸せな仕事です。子育ては本当に幸せなことです。

そして、園児からいっぱいの信頼を受けて、こんなに幸せな毎日はないです。



と子育てと仕事の両立に充実感いっぱいの竹林さんがそこにはいました。



文:大瀧佳奈子  

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